皮脂が悪者にされているワケと、本当の役割

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皮脂は悪者ではなく、肌の味方

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皮脂というと、肌がべたついたりテカったり、あるいはニキビを増やしてしまう原因になるという印象で、よくないイメージを持っている方が多いのではないでしょうか。ですが、実際には皮脂は皮膚の潤いを保ち、外からの刺激から肌を守るという役割を持ちます。

 

ただ、必ずしも重要というわけではなく、肌の保湿貢献度的にはセラミドが約8割を占めています。皮脂はというと、2〜3%と非常にすくない割合なのです。

 

皮脂は真皮にある皮脂腺から分泌されます。分泌量は気温により影響され、寒い場合は少なく、暑い場合は多く分泌されます。皮脂は皮膚の表面を膜として覆うことで水分の蒸発を防ぎ、皮膚の滑らかさを保ちます。いわば、天然の保湿クリームのような働きを持っているということ。

 

ですが、皮脂分泌量が多すぎると常在菌であるアクネ菌が繁殖し、ニキビの原因にもなります。思春期などは皮脂分泌が盛んなので、とりわけ「皮脂は悪」のように言われることが多いのですが、年齢が高くなるに連れて皮脂の過剰分泌によるニキビは少なくなっていきます。その逆に、皮脂分泌が少なすぎると皮膚のバリア機能が低下する原因ともなります。

 

皮脂分泌のピークは10代後半で、女性の場合は25歳〜35歳頃から減少していきます。女性の場合は洗顔以外にもクレンジングをするため、より多くの皮脂をとることになります。そのため、分泌量の減少した皮脂のはたらきを補うためにも、スキンケアを行う必要があるのです。

 

皮脂の取り過ぎはNGって本当?

 

スキンケアの専門書などを読んでいると、筆者ごとに皮脂をとるべきか取らないべきかで主張が食い違っていることがあります。「皮脂はしっかりとること!」あるいは、「皮脂は過剰にとってはいけません!」などの主張を見たことがある方、いらっしゃいますよね。

 

実際どちらが本当なの?と首を傾げてしまうはず。詳しくは「【質問】皮脂の取り過ぎはNGってほんと?」を御覧ください。当サイトでは、皮脂はとるべきという立場で解説をさせていただきます。

 

皮脂は分泌されてすぐの時点では肌をコーティングし、雑菌などから肌を守る働きがあります。ですが、時間経過とともに皮脂は酸化し、肌の老化を促進する物質へと変化していきます。そのため、しっかりと取り除く必要があります。

 

具体的には、一日2回、しっかりと洗顔することが肝心です。10代〜20代までは皮脂の分泌が盛んなので、特にしっかりと洗顔することで肌の老化を予防し、シワなどの対策にもなるのです。もちろん、必要以上に皮脂をとると逆に皮脂が分泌されやすくなるとも言われていますが、そうならないために、洗顔後は必ずクリームや乳液で保湿をするよう心がけましょう。

 

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